あたまの健康チェック®について

どんな認知機能チェックですか?

あたまの健康チェック®は、もの忘れの訴えのない方に、 あたまの健康状態に関する目安を独自指標であるMPI値を用いて提示し あたまの健康維持・増進や、疾病の予防・早期発見の意義を理解し、 関心を持つきっかけとなることを目的としています。 主に以下のような10の単語を覚え思い出していただくという内容のチェックです。
①10個の単語を一緒に復唱し覚えていき、その後、即座に思い出す作業を3回続けて行います
②3つの動物の中から仲間はずれだと思うものを1つ答えます
③10単語の遅延再生

どこで受けられますか?

全国の医療機関 健診センターや地方自治体、そして一部企業のサービス付帯等でご利用をいただけます。 個人向けコールセンター・サービスをご利用いただきますとご自宅からお電話を通じてご受検頂けます。
【コールセンター・サービスについてはこちらをご参照ください】
詳しくは、お問合せページからお問合せください。

認知症の診断を行えますか?

いいえ、行えません。あたまの健康チェック®は、若年層やもの忘れの訴えのない方の あたまの健康状態に関する目安を独自指標であるMPI値(0-100)を用いて提示し あたまの健康維持・増進や、疾病の予防・早期発見の意義を理解し、 関心を持つきっかけとなることを目的としたものであり、疾病の診察、診断、予防を意図するものではありません。

かならずしも医師や看護師が実施しなくてもよいですか?

あたまの健康チェック®は、検者の職能を問いません。
約100万件の被検データ群と独自の評価プロトコル、 アルゴリズムに基づく人口統計学的客観評価を誰でも実施できる環境を実現しています。 非医療従事者でも操作が行えるよう配慮されたクラウド環境です。

あたまの健康チェック®の分析方法や独自指標であるMPI値に関するバリデーション情報を教えてください。

詳細情報はこちらのバリデーション情報をご参照ください。

どの程度の頻度でテストすれば良いのでしょうか?

認知機能低下のリスク要因の罹患が増える50代からは、年に1度の定期的な受検が勧められます。周囲からもの忘れの指摘を受けた方や脳梗塞や頭部外傷を経験された方などは、より頻回(年2-4回)なチェックが推奨されます。

被検者にひとりで操作して受検してもらうことはできないのですか?

あたまの健康チェック®では、適正に検査環境を保全するため、
職能は問いませんが必ず1名検者を要する運用仕様となります。
タブレット等を用いて被検者にひとりで操作してもらい実施する簡易検査法が提案される場合がありますが 自己操作型プログラム式の検査法においては以下のようなバイアス点に留意が必要であることがしばしば指摘されています。
 ○ 終始、端末が正確に操作されたかどうかが分からない
 ○ PCとタブレット端末で操作性差異により得点が変わってしまいやすい
 ○ 後半の課題では飽きや疲れで得点が低下しやすい
 ○ 円滑操作のため補助者を付けた場合、慣れ不慣れ、過干渉等の補助者バイアスがかかる
 ○ 検査環境保全が難しいため、偽陰性、偽陽性の懸念が高く、保健指導や連携の際の障壁となる
 ○ 保健・地域包括事業の醍醐味である対面・対話によるアセスメント機会が減少する

どのようにチェックは提供(受けられる)するのでしょうか?

検者と被検者が対面し、対話しながら提供(受検)をいただきます。
音声対話ができる環境であれば、提供(受検)が可能ですので、離島やへき地、遠隔地の方向けには、お電話を通じてあたまの健康チェック®を提供(受検)いただくことができます。

何歳から受けられますか?

あたまの健康チェック®は、30歳から99歳の年齢範囲でご受検頂くことができます。

どのような場所で採用されていますか?

全国の医療機関、地方自治体、保険・金融機関、運輸業界など広域にご採用をいただいています。 企業においては、高齢者雇用や定年延長・撤廃などが促進される社会背景から 労務・総務の領域での利活用も活性化しています。
研究領域では、米国FDAによる新薬治験におけるアウトカムスケールの一つとして採用、 国内では、AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)研究事業である IROOPでも公式認知機能検査として採用されたことを始め、 様々な大学・研究機関、企業による研究指標として利活用されています。

紙面上で行うことはできますか?

あたまの健康チェック®は、独自のアルゴリズムとデータベースを用いた 人口統計学的客観評価を行なうクラウド上のテスト環境です。検者(職能を問わない)と 受検者のインタラクティブなやり取りに従い情報入力することにより当該評価が行われます。 そのため、紙面上のチェックの実施はいただけません。

あたまの健康チェック®を受けられない方はいますか?

あたまの健康チェック®は、機能特性上、以下の方への提供に適しません。
・難聴など音声による対話が困難である方(補聴器等利用で音声対話が可能であれば受検可)
・30歳未満、100歳以上の方
・すでに認知症の方

あたまの健康チェック®を採用する際に必要な環境はどのようなものですか?

あたまの健康チェック®は、ご契約ユーザーごとに開設されるアカウントを用いてアクセスをいただくクラウド環境です。一般的なブラウザで動作し、パソコンだけでなくタブレット端末でも動作します。
<必要環境>
・インターネット回線
・パソコンもしくは、タブレット端末 ※ブラウザ、PDF、CSVに対応する機能を用います
・プリンタ (レポート印刷用)
・落ち着いてテスト実施のできる環境

テスト結果について

レポートにあるMPIスコアとはなんですか?

MPI(Memory Performance Index:認知機能指数)スコアとは、 あたまの健康チェック®の統計分析アルゴリズムにより評価、 算出されるあたまの健康状態を客観的に表す独自指数であり、 0~100の数値で定量表現されます。MPIスコアが高いほど、認知機能が健全であると解されます。 MPIの妥当性*は科学的に確認されており、国内外の研究指標としても利用されています。 レポート上では以下のように表記されます:

50.2 <= MPI <= 100: 正常な状態です
49.8 < MPI < 50.2 : ボーダーライン
0 <= MPI <= 49.8 : あたまの健康活動を始めましょう


* Shankle WR, Mangrola T, Chan T, Hara J. The CERAD Wordlist Memory Performance Index: Development and Validation. Alzheimer's & Dementia. 2009; 5:295–306.

導入について

導入までどのくらいかかりますか?

お申込み、ご契約手続きの後、5営業日以内にアカウント開設の上、ログイン方法のご案内を申し上げます。

導入までのフローを教えてください

①まずは、お問合せページからお問合せください
②営業担当がサービス概要、デモ、お見積りを対応させていただきます
③お申込み、契約手続きの後、5営業日以内にアカウント開設致します
④アカウント開設後、即日、ご利用を開始できます

導入に際して操作方法などについて研修などは必要ですか?

ご契約後、運用の開始までに弊社営業担当から練習用環境のご案内や操作上のよくある質問集、トラブルシュートについてのご案内を申し上げます。

あたまの健康チェック®を提供するために専門の知識や経験は必要ですか?

あたまの健康チェック®は、操作上、職能を問いませんため、専門知識や経験を必要としません。画面指示とスクリプトに従い操作をいただくことでどなたでも検者をご担当いただけます。

アカウント発行や利用にかかる費用はどのくらいですか?

アカウント発行や利用にかかる費用につきましては、お客様のご導入プランや想定されるご利用件数に応じた最適なプランをご提案申し上げます。詳しくは、お問合せページからお問合せください。

個人情報の取り扱いについて教えてください

あたまの健康チェック®では、個人を特定し得る情報の入力をいただくことは御座いません。そのため、個人情報の保護に関する法令等の対象とならない運用となります。
詳しくは、お問合せページからお問合せください。

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