私は、1991年より米国にて医療、看護の業界に携わらせていただきました。米国での訪問看護の事業経営を通し、患者さまの目から見た本来の看護サービスの在り方、そして医療、看護のしくみ自体につき深く考える機会をいただきました。当時、米国では法改定に伴い政府の保険による病院への支払い法が変更された影響で、ほとんどの患者様が病院での短期入院後、在宅での看護へ移行され、外来で治療を続けられるという流れが医療連携のしくみとなっていました。
一方、日本でも徐々に政府による医療費の削減が実施され始め、長期入院への規制など急速な変容が進んでまいりました。そんな状況を国外から見ていた私ですが、「祖国の在宅で療養を続けられる患者様へ安心できる医療、看護のサービスを届けたい」との一心で、2004年に日本法人株式会社ミレニアを設立致しました。
本邦において、在宅にて療養される患者様が増加の一途をたどる中、患者様が本当に安心して受けられる訪問看護、そして医療サービスの仕組みはまだ十分行き届いていない状況であると思っています。いかなる疾患を持つ全ての患者様が、どこに居ても安心して受けられる訪問看護サービスの構築、そして地域ごとに患者様が分かりやすく高い質の治療を受けられる医療のしくみを整えることにより、たくさんの患者様が住み慣れた環境の中で安心と希望に満ちた生活を過ごす事が可能となるはずです。
「健康を願う全ての国民のみなさまへ安心と希望と勇気を届けたい」この想いが叶う社会を実現するまで、私たちは決して妥協せず邁進して参ります。そのためにも、地域において医療、看護、介護に従事される方々と精一杯協力させていただく、そしてミレニアで働く全てのスタッフが最も働きやすい職場環境を作ることが私の職責であります。
私たちのサービスを通し、国民のみなさまの生活そして心の中に、より大きく、よりたくさんの安心をお届けする為に、ミレニアはこれからも日々、進化と挑戦を続けていくことをお約束致します。
