認知症が疑われない健康な方(30-99歳)が受けられる簡易認知機能スケールです。
10分間の対話式チェックで、主に以下のような10の単語を覚えて思い出して頂くという内容のチェックです。
①10個の単語を一緒に復唱し覚えていき、その後、即座に思い出す作業を3回続けて行います
②3つの動物の中から仲間はずれだと思うものを1つ答えます
③10単語の遅延再生
全国の医療機関 健診センターや地方自治体、そして一部企業のサービス付帯等でご利用をいただけます。
個人向けコールセンター・サービスをご利用いただきますとご自宅からお電話を通じてご受検頂けます。
【コールセンター・サービスについてはこちらをご参照ください】
詳しくは、お問合せページからお問合せください。
いいえ、認知症の診断には医師による複合的な評価に基づいた判断を要します。 あたまの健康チェックは人口統計学的な観点から認知機能の一般的な客観評価を提供することを目的としたスケールです。 認知機能に関与し得る病状または病気を単独で診断、治療、あるいは、予防することを目的としたものではありません。
あたまの健康チェック®は、検者の職能を問いません。
約100万件の被検データ群と独自の評価プロトコル、アルゴリズムに基づく人口統計学的客観評価を誰でも実施できる環境を実現しています。
非医療従事者でも操作が行えるよう配慮されたクラウド環境です。
はい。あたまの健康チェックは様々なリスク要因に起因する微細な認知機能の変化を客観的に評価するに適しています。 しかし、あたまの健康チェック®では、認知機能低下に起因するリスク要因の特定を行うことはできません。
詳細情報はこちらのバリデーション情報をご参照ください。
従来の認知機能検査は、健康であるか認知症であるかを簡便に評価したり、
認知症のステージ分類を行う等の用途で利用される、いわゆる「認知症検査(2018年度から保険適用)」でした。
一方、あたまの健康チェック®は、これまで認知機能チェックを受ける機会のなかった若年層(30歳~)や
もの忘れの訴えのない人口群の認知機能を0-100の独自指数を用いて定量観察することを可能としています。
あたまの健康チェック®は、認知症か否かを評価するスケールではありません。
また、あたまの健康チェック®は、従来の検査法による若年層(30歳~)やもの忘れの訴えのない人口群の評価において
指摘の多かった、検者による点数のバラつき、若年層の拒否、複数回検査による学習効果などの課題を解消しています。
認知機能低下のリスク要因の多くは40-50代から罹患の増える生活習慣病であり、そのほとんどが治療可能な可逆的なリスク因子です。
リスク要因を知り、それらを管理(改善)することは、認知機能低下予防における重要な活動です。
体重計の無いダイエットは失敗する、という言葉もあるように、働き盛り世代からの定期の認知機能チェック習慣は、
ご自身の認知機能の状態を把握しながらリスク要因の管理を行う上で重要な指標としてご活用いただけます。
認知機能低下のリスク要因の罹患が増える50代からは、年に1度の定期的な受検が勧められます。周囲からもの忘れの指摘を受けた方や脳梗塞や頭部外傷を経験された方などは、より頻回(年2-4回)なチェックが推奨されます。
あたまの健康チェック®では、適正に検査環境を保全するため、職能は問いませんが必ず1名検者を要する運用仕様となります。
タブレット等を用いて被検者にひとりで操作してもらい実施する簡易検査法が提案される場合がありますが
自己操作型プログラム式の検査法においては以下のようなバイアス点に留意が必要であることがしばしば指摘されています。
○終始、端末が正確に操作されたかどうかが分からない
○PCとタブレット端末で操作性差異により得点が変わってしまいやすい
○後半の課題では飽きや疲れで得点が低下しやすい
○円滑操作のため補助者を付けた場合、慣れ不慣れ、過干渉等の補助者バイアスがかかる
○検査環境保全が難しいため、偽陰性、偽陽性の懸念が高く、保健指導や連携の際の障壁となる
○保健・地域包括事業の醍醐味である対面・対話によるアセスメント機会が減少する
検者と被検者が対面し、対話しながら提供(受検)をいただきます。
音声対話ができる環境であれば、提供(受検)が可能ですので、離島やへき地、遠隔地の方向けには、
お電話を通じてあたまの健康チェック®を提供(受検)いただくことができます。
あたまの健康チェック®は、30歳から99歳の年齢範囲でご受検頂くことができます。
全国の医療機関、地方自治体、保険・金融機関、運輸業界など広域にご採用をいただいています。
企業においては、高齢者雇用や定年延長・撤廃などが促進される社会背景から労務・総務の領域での利活用も活性化しています。
研究領域では、米国FDAによる新薬治験におけるアウトカムスケールの一つとして採用、
国内では、AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)研究事業である
IROOPでも公式認知機能検査として採用されたことを始め、
様々な大学・研究機関、企業による研究指標として利活用されています。
あたまの健康チェック®は、独自のアルゴリズムとデータベースを用いた人口統計学的客観評価を行なうクラウド上のテスト環境です。 検者(職能を問わない)と受検者のインタラクティブなやり取りに従い情報入力することにより当該評価が行われます。 そのため、紙面上のチェックの実施はいただけません。
あたまの健康チェック®は、機能特性上、以下の方への提供に適しません。
・難聴など音声による対話が困難である方(補聴器等利用で音声対話が可能であれば受検可)
・30歳未満、100歳以上の方
・すでに認知症の方
従来検査法では、医師あるいは医師の指示を受けた医療従事者(臨床心理士等)が検者を務め、主観的に評価を行う必要がありました。
検査は10分程度のものが多いですが、実際の運用時間(評価、採点、レポート化、データ保管作業 等)を含めると
人的な負担の大きいものが少なくありません。
一方、あたまの健康チェック®は、検者の職能を問わず、チェックの実施後には、評価、採点、レポート化、データ保管作業等は
自動で一元処理されるため、飛躍的な人的役務提供の時間削減を実現しています。
データは、アカウント上で保管されていますので個別レポートや全データのCSV出力にも対応しています。
あたまの健康チェック®は、ご契約ユーザーごとに開設されるアカウントを用いてアクセスをいただくクラウド環境です。
一般的なブラウザで動作し、パソコンだけでなくタブレット端末でも動作します。
<必要環境>
・インターネット回線
・パソコンもしくは、タブレット端末 ※ブラウザ、PDF、CSVに対応する機能を用います
・プリンタ (レポート印刷用)
・落ち着いてテスト実施のできる環境
MPI(Memory Performance Index:認知機能指数)スコアとは、
あたまの健康チェック®の統計分析アルゴリズムにより評価、
算出されるあたまの健康状態を客観的に表す独自指数であり、
0~100の数値で定量表現されます。MPIスコアが高いほど、認知機能が健全であると解されます。
MPIの妥当性*は科学的に確認されており、国内外の研究指標としても利用されています。
レポート上では以下のように表記されます:
50.2 <= MPI <= 100: 正常な状態です
49.8 < MPI < 50.2 : ボーダーライン
0 <= MPI <= 49.8 : あたまの健康活動を始めましょう
* Shankle WR, Mangrola T, Chan T, Hara J. The CERAD Wordlist Memory Performance Index: Development and Validation. Alzheimer's & Dementia. 2009; 5:295–306.
お申込み、ご契約手続きの後、5営業日以内にアカウント開設の上、ログイン方法のご案内を申し上げます。
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②営業担当がサービス概要、デモ、お見積りを対応させていただきます
③お申込み、契約手続きの後、5営業日以内にアカウント開設致します
④アカウント開設後、即日、ご利用を開始できます
ご契約後、運用の開始までに弊社営業担当から練習用環境のご案内や操作上のよくある質問集、トラブルシュートについてのご案内を申し上げます。
あたまの健康チェック®は、操作上、職能を問いませんため、専門知識や経験を必要としません。 画面指示とスクリプトに従い操作をいただくことでどなたでも検者をご担当いただけます。
アカウント発行や利用にかかる費用につきましては、お客様のご導入プランや想定されるご利用件数に応じた最適なプランをご提案申し上げます。 詳しくは、お問合せページからお問合せください。
あたまの健康チェック®では、個人を特定し得る情報の入力をいただくことは御座いません。
そのため、個人情報の保護に関する法令等の対象とならない運用となります。
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