松田 博史 (まつだ ひろし)医師

ADAS-Cogの記憶課題を基に開発された認知機能検査であり、 検者の職能や知識、経験を問うことなく安定して認知機能評価を行える 統計アルゴリズム技術が採用されたこれまでに100万件を超える被験実績のある検査です。 従来の認知機能検査が不得手であった若年層や健域の認知機能状態を 0-100の定量スケールを用いて観察でき大変有用です。

認知機能評価の実施は、同学会ガイドラインでは必須項目となり 今後、中年期からの認知機能定期チェックによる予防促進の普及が予見されます。 脳ドックにおける定期認知機能検査による経時変化評価は、 これまで認知機能検査を受ける機会のなかった中高年の受診者層が 初めて自身の機能状態把握し、認知機能低下予防に対する強い動機付けの機会となります。 MMSEやHDS-R等、従来の認知機能検査は保険適用となりました。 今後、認知機能低下の予防を視野に入れた脳ドックにおける認知機能検査法として、 本スケールの積極的な検討が勧められます。

本スケールは、MRI画像分析技術のひとつであるVSRADデータとの相関を示す研究成果もあり 実務の現場においてMRI/MRA検査やVSRADとの併用が推奨されます。

金沢大学医学部付属病院核医学診療科、助手から講師。
平成5年、国立精神・神経センター武蔵病院放射線診療部長、
平成16年埼玉医科大学国際医療センター核医学科教授。
平成24年6月NCNP IBICセンター長。
令和2年、一般財団法人脳神経疾患研究所南東北創薬サイクロトロン研究センター院長に就任、現在に至る。
埼玉医科大学国際医療センター核医学科客員教授、東北大学客員教授。VSRAD総監修。

島田 裕之(しまだ ひろゆき)先生

あたまの健康チェック®(以下、本スケール)は、 信頼性と妥当性が確保された代表的な認知機能検査であり、 研究、臨床、保健活動において広く用いられている。 特筆すべきは健常者を対象とした機能評価において高い精度が報告されており、 これは、現状で一般的に実施される各種認知機能検査より高精度であるといえる。 認知機能低下を予防するためには、対象者の微細な機能変化を早期に発見し 予防活動を推進することが重要であり認知機能の定期スクリーニングは重要な役割を持つ。

本スケールは、地域保健活動における潜在的な認知機能低下予防の対象者の把握、 経時的な状態把握を通じた予防意欲促進、そして、定量的な予防活動の効果計測に有益であり、 広く活用されることが望まれる。 検査を広く実施するためには、多様な状況下での実施可能性の高さが求められるが この点においても本スケールは利点を持ち、短時間で専門職でない検者でも実施可能であり 地域保健活動でも十分導入が可能となっている。 本スケールは、市民スクリーニング法として有用であると考えられ今後のさらなる展開に期待したい。

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター センター長

平成15年北里大学大学院博士課程を修了(リハビリテーション医学)。 東京都老人総合研究所研究員、Prince of Wales Medical Research Institute(Sydney, Australia)客員研究員、 日本学術振興会特別研究員、東京都健康長寿医療センター研究所を経て、現在は国立長寿医療研究センターに所属。 名古屋大学、信州大学大学院の客員教授を併任。 専門領域はリハビリテーション医学、老年学。高齢者の健康増進に関する研究を行っており、 第10回社団法人日本老年医学会優秀論文賞、Geriatrics and Gerontology International Best Article Awardなどを受賞。

現在の主な活動
認知症予防や寝たきり予防を目指した高齢者の健康増進のための効果的なプログラムの作成と効果検証を実践している。
近年では、日本医療研究開発機構や厚生労働省の研究班の代表研究者を複数務め、平成24年度介護保険制度改訂にともなう認知症予防プログラムの改訂、サルコペニアの定義に関する提言等に関与した。

Jeffrey L. Cummings, MD, ScD

This scale is electronically guided to insure reliability of administration and has been shown to both have high test/re-test and inter-rater reliability. This scale is paired with a scoring algorithm that distinguishes among patterns of cognitive performance consistent with normal aging or impaired. This scale generates a Memory Performance Index, scored from 1-100, useful in tracking performance longitudinally.

Director, Center for Neurodegeneration and Translational Neuroscience
Director Emeritus, Cleveland Clinic Lou Ruvo Center for Brain Health
Professor, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine

三木 哲郎(みき てつろう)先生

認知機能が低下しはじめたことに早く気づき、認知機能低下のリスク要因となる疾病・疾患の管理や知的な活動や社会参加、 継続的に適度な運動を行うなどで認知症への移行を予防することはとても大切です。
まだ認知機能が健全である頃から自身の状態を把握できる環境は、 意識・知識の向上や予防活動の促進を考える時には今後の必須条件と言えます。

あたまの健康チェック®は、これまで認知機能の評価を受けることの無かった 未だ認知機能が健全とされる就労者が健診の場面で有用に活用しえるスケールであり、 超高齢社会における健康増進、認知機能低下予防、高齢労働者の労働衛生管理などの領域での活用が望まれ、 健常群を対象とする国内研究においても安定した指標としての利活用が期待されます。

阪和第一泉北病院 認知症疾患センター長
愛媛大学名誉教授
京都大学特任教授
日野原記念「新老人の会」大阪 世話人代表
大阪府ノルディック・ウォーク連盟 会長代行

伊賀瀬 道也(いがせ みちや)先生

認知症人口の大幅な増加が推計されている中、予防医学の観点からは、 広域な認知機能スクリーニングや予防教育の実施が必須ですが、従来の認知機能検査法は、 もの忘れの訴えのない健常群の評価や若年層の評価が難しいという課題がありました。

あたまの健康チェック®は、従来法では評価の難しかった 認知症を発症していない若年層の認知機能の状態を定量的な客観データとして観察できる手段であり、 米FDAにおいても新薬治験時にも採用されるなど国際評価も高いスケールです。 健常群を対象とする予防介入研究や内分泌・循環器にかかる研究における認知機能指数として大変有用であり、 抗加齢ドックの検査項目や研究時の指標として、当学では2005年から採用しています。

愛媛大学大学院医学系研究科老年・神経・総合診療内科学 特任教授
愛媛大学医学部附属病院 抗加齢・予防医療センター センター長

1991年愛媛大学医学部卒業、99年愛媛大学大学院卒業(医学博士)、 2003年米国ノースカロライナ州ウェイクフォレスト大学医学部高血圧血管病センター、 2011年愛媛大学医学部付属病院抗加齢予防医療センター長、2014年6月から現職。 日常臨床では老年病一般外来のほかに2006年より脳卒中、認知症、心臓病など 動脈硬化に関連する検査に特化した人間ドックである「アンチエイジングドック(抗加齢ドック)」の運営を担う。 2011年4月からは広くアンチエイジングに関する相談を受ける「アンチエイジング相談外来」も行っている。 研究では「寝たきり」予防に関する横断研究および縦断研究を行っている。

酒井 一博(さかい かずひろ)先生

昨今産業界では、健康経営や働き方改革が推し進める高齢者雇用促進が注目され就労者の健康増進による将来的な生産性の向上を目指す動きが多く見られる一方、2025年に60歳代(認知症罹患率が高くなる)を迎える就労者への認知症予防に向けた情報提供や予防活動の機会を提供する体制整備は不十分であるのが現状です。また認知症は、介護が必要となった主たる原因第1位でもあり今後働き世代である40-50歳代の管理世代において親の介護のための離職が一層増加することも懸念されています。あたまの健康チェック®は、これまで認知機能の評価を受けることの無かった就労者でも受けられ体重や血圧のように誰でも数値で自身や家族の状態把握ができる指標として、健康増進活動の促進や知識向上のきっかけとなり得るこれまでにない指標であり、健康起因事故防止や職業寿命の延伸、介護離職予防に繋がる企業の活動を後押しすることが期待され、当研究所でも会員向けサービスとして展開しています。

公益財団法人 大原記念労働科学研究所 理事・所長

近年では、国土交通省自動車局「高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会」の委員(座長)、 「事業用自動車健康起因事故対策協議会」の委員ほかを務め 「自動車運送事業者における脳血管疾患対策ガイドライン」の策定にも携わる。

作本 貞子(さくもと さだこ)先生

運輸業界では慢性的な人手不足によるドライバーの高齢化が顕著であり、安定した安全運行を実現する上では健康起因事故防止の取組みは必須といえます。国土交通省では、脳と心臓に起因する疾病・疾患の予防や定期検査を重点課題とされています。 脳の病変と認知機能変化には相関性が見られるとされ、当NPO法人が検査普及を進めているSASと認知機能の状態にも高い関連性が示されることから、職業ドライバーへの定期チェックが勧められます。 簡易認知機能スケール あたまの健康チェック®は、75歳以降免許センター等で実施されるような従来のいわゆる認知症チェックとは異なり、「認知症ではない方のため」の認知機能スケールであり、運輸事業者による定期チェックの実施は就労環境における労働衛生管理や職業寿命延伸促進の一環として有用であると言えます。今後、運輸業界において、一層の普及が見込まれることから全日本トラック協会受託事業である「運輸ヘルスケアナビシステム」においても認知機能の状態を示す値を入力、管理できる仕様としています。

NPO法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS) 副理事長
国土交通省事業用自動車健康起因事故対策協議会 委員
安全と健康を推進する協議会 両輪会 代表

(公社)全日本トラック協会委託「健康起因事故防止マニュアル」制作。運輸業界におけるSAS検査普及に尽力。国土交通省「自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル」の執筆に携わる。2017年には、(公社)全日本トラック協会受託事業として「運輸ヘルスケアナビシステム®」の開発、普及に従事。

川島 隆太(かわしま りゅうた)博士

私たちNeUが提供する「Active Brain CLUB」は、 日々のトレーニングによって脳の機能をよくしていくことを目的とした「脳トレ」サービスです。
一方「あたまの健康チェック®」は、今の脳の機能レベルについて電話インタビューを通して評価する 「チェック」のサービスです。
評価というと身構えてしまいますが、日々「脳トレ」をすることによって脳の機能は上がっていきますので、 どのくらい上がったかを定点観測することで、今の自分の状態をより正確に把握できますし、 過去の自分と比較して、評価が上がれば継続してがんばるモチベーションに、 評価が悪くなったら生活習慣を見直すきっかけにするなど、 長期的に認知機能を維持・向上していくための有効な指標となります。
「Active Brain CLUB」のトレーニングと「あたまの健康チェック®」をセットで行い、 楽しみながら脳の機能アップに取り組まれることをお勧めします。

株式会社NeU 取締役(CTO) 東北大学加齢医学研究所 所長

研究テーマ:脳機能イメージング、脳機能開発研究
東北大学大学院医学研究科修了、スウェーデン王国カロリンスカ研究所、東北大学加齢医学研究所助手、講師、教授を経て、2014年より同研究所所長。 任天堂DSゲームソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」、学習療法を応用した『川島隆太教授の脳を鍛える大人の音読ドリル』シリーズ(くもん出版)など脳トレの第一人者。 脳機能開発研究の国内第一人者であり、研究で得た知見を産学連携に応用、その実績から総務大臣表彰、文部科学大臣表彰。

簡易認知機能スケール あたまの健康チェック®は、2019年3月付で、神奈川県庁により「ME-BYO BRAND」に認定されました。


「ME-BYO BRAND」とは

優れた未病産業関連の商品やサービスを、神奈川県が「ME-BYO BRAND」として審査・認定する制度。 生活習慣改善、ロコモティブシンドローム、メンタルヘルスケア等の社会的課題の解決に向けて、 意識・行動変容に繋がるもの、未病産業をリードするトップランナーとしてふさわしいものが認定される。