これからの「あたまの健康維持活動」の主役は、65歳未満の若年層の健康な方々。
脳ドックをはじめ健診領域では若年層、
健常者向け認知機能チェック法の社会ニーズが飛躍的に高まっています。
あたまの健康チェック®は、従来の認知機能検査法では難しかった
若年層やもの忘れの訴えのない方の健康状態を独自指標MPI値(0-100)で分かりやすく経時観察でき、
職能問わず短時間で運用いただけます。
一般社団法人 日本脳ドック学会 2019年11月 発刊 日本脳ドック学会報 第9号 「特集 認知症予防」 産学連携コラボ企画にて、 あたまの健康チェック®が 特集をいただきました。 【左図をクリックするとPDFが開きます】 |
あたまの健康チェック®は、検者の知識や経験、職能を問わない検者向けのクラウド検査環境です。検者は、画面指示に従い被検者へ問いかけ、被検者の回答に合わせて画面ボタンをクリックするだけの簡易操作ですので、資格者の配置は必須要件ではありません。
あたまの健康チェック®では、認知機能の評価において人口統計学的な客観評価法が採用されています。約100万件の被検データに照らし合わせ独自の高精度アルゴリズムが被検者の認知機能を定量的に評価するため、検者によるアウトカムのバラつき発生の心配はありません。
あたまの健康チェック®のトライアル内容は10単語の即時・遅延再生を中心とした構成で主に作業記憶、短期記憶のトライアルです。そのため、若年層の受診者にとっても非常にチャレンジングな内容です。またトライアルで出題される10単語は、受検ごとに異なった内容が提示されるため、学習効果の心配もなく、反復した受検による経時的な観察にも適しています。
従来の認知機能検査法の多くは、いわゆる認知症検査であるとされ、それらの検査法を駆使して健常群~MCI群の方々の認知機能を評価するには、やはり知識や経験則、観察力に頼る必要がありました。またHDR-Sなどの従来の検査法は、2018年4月からは保険償還対象となっており、健診や脳ドック等でもの忘れ所見がみられた方が外来(保険診療下)で受検する機会が増えてくることが想定されます。
あたまの健康チェック®では、認知症の有無や認知症の進行度の推測はできませんが、一方で健常群~MCI群における認知機能の定量評価・観察(0-100の指数値)に長けています。米国アカデミー紀要(PNAS)では、健常vsMCIの評価(N=471)において極めて高い精度(精度:97%、感度95%:、特異度:88%)が示されました。
従来の検査法、例えばMMSEの場合では30点満点中27点以下の場合にMCIと評価されますが、検者により1-2点の差異が生じる懸念もあり、若年層や認知機能が健全である方の微細な認知機能の評価がしづらいというジレンマがありました。
あたまの健康チェック®は、 0-100の指数値(MPI値)で若年層や認知機能が健全である方認知機能を定量表現することに長けており、定期チェックにより認知機能の経時変化をグラフ化したり、前回値との対比を表示するため、患者教育や治療や介入の効果モニタリング、オペや化学療法の前後で実施することによりポストオペ、療法での認知機能の復帰を確認する場合などに最適なスケールです。
人手不足は慢性的な課題であり、人員削減策は必須の戦略と言えます。しかしながら、認知機能評価において検査環境の保全をするためにも必要最小限の人員が求められます。
あたまの健康チェック®は、検者の職能を問わないため、医師や心理士、その他のコメディカルの人員配置が必須要件ではありませんので、評価精度を低下させることなくどなたでも操作をいただけます。
あたまの健康チェック®は、お手元のパソコンや端末を操作し、電話を通じた音声対話を行うことでも実施が可能です。対面による評価にとらわれず、予防医療の遠い離島・へき地の方々や遠隔診療の患者様に対する認知機能評価にご活用ください。